最近、人の声をしっかりと聴けていますか?
WHOの2019年の報告では12歳の子どもが難聴になる時代が到来すると警告しており、人間関係の悪化にまでつながる耳のトラブルは、いまや現代を生きる人すべての悩みの種となりつつあるといえるでしょう。
・「え?」「なに?」と聞き返すことがよくある
・高い音や低い音が聞こえにくくなった
・「テレビや生活音など、家中の音が大きい」と言われる
・カ行やサ行が聞き間違う
こうした耳のトラブルは老化現象のせいではありません。
聞く力の疲労、酸素不足、血流の悪化が原因なのです!
たとえば、「耳を両手でふさぎ、深呼吸をする」こと。たったこれだけですが、複数の効果があります。
1 聞く力をリフレッシュできる

2 作業など、効率を高める
3 身体の疲労をやわらげるこうしたことを、朝起きたとき、仕事の合間、お昼休み、帰宅したときなど、
10秒でいいですので、時間を見つけて実践してみましょう。また、東洋医学では耳のトラブルは腸の不調とも言われています。
ですので家では腸をもんでみる、腸に優しい食べ物を食べてみるなど意識しましょう。
また電車内で爪先立ちをする、座りながら太ももを上げるなど、
小さなことでも血流を改善し、吸引する酸素量を増やすことは耳だけでなく身体にもいい効果をもたらします。
短期的にも長期的にも、耳や身体全体の健康を高めましょう。
その他、どんな場所でも簡単にできる耳にいいことを本書では紹介しておりますので、読みながら、ぜひ取り入れてみてください。
- 目次(一部)
◎第1章 知らない間に聞こえづらくなっている 「聞こえ」の劣化
30代からの「聞こえ」のトラブル
「聞きとりにくい耳」が当たり前になる!?
現代医学ではお手上げの難聴
全身で難聴のサインをチェック
「耳鳴り」は難聴のサイン
耳のトラブルは腎のトラブル
難聴は「3つの理由」でやってくる
冷え症や肥満は耳トラブルの前兆
「難聴は難腸」、何よりもおなかを大切に
難聴になったときの、治療よりも大切なこと
今野式なら視力も回復する
「生まれつき耳が悪い」に要注意
薬の飲みすぎが難聴の原因に など
◎第2章 通勤中やオフィスでできる 聴力回復法
朝一番に「聞く力」をリフレッシュ
喉を刺激して「聞こえ」の準備体操
朝のニュースで「聞こえ」の調整
顔面の骨刺激は耳にも歯にもいい
移動中に太ももの軽筋トレ
雑踏の中で「聞こえ」のトレーニング
騒音を遮断して瞑想する
昼休みにはオフィスを離れる
夏でもおなかを冷やさない
電話は左右の耳で交互に
好きな音、好きなBGMを身近に など
◎第3章 おうちでできる 聴力回復法
酸素を吸ってモード・チェンジ
新鮮な音で耳をリフレッシュ
聴力回復に効果的な料理を食べる
真夏だから温かい料理を食べる
湯船で聴力アップのマッサージ
ベッドの上で腸揉み
耳への悪い習慣、「音楽を流して眠る」
寝室内の空気を充実させる など
◎第4章 過ごし方で段違い 耳の休日
補聴器はできるだけ使わない
高齢者ほど肉を食べる
ジム通いより効果的な「こまめ動き」
生演奏を聞きに行く
「聞こえる」と思うことから始めよう など
◎ おわりに
- 著者について
今野清志(こんの せいし)
日本リバース院長。目と耳の美容室 院長。目と耳の美容学院学院長。
1953年、宮城県生まれ。中央大学法学部卒業後、慈恵医大アイソトープ科にて医学を学ぶ。
当時日本初のRIの血液検査を紹介するかたわら、予防医学の重要性に気づき、薬を使わない治療法の確立を目指すようになる。その後、中国北京国際針灸倍訓中心結業・中国中医研究院で研修などを行なう。
30代から整体治療院を開業し、これまでに15万人以上の目や身体の健康を治してきた。
現在は日本橋茅場町本院と東中野分院にて施術を行っている。主な著書に『自律神経は1分で整う!』『耳は1分でよくなる!』(ともに自由国民社)、『いつでもどこでも目がよくなる小さな習慣』(だいわ文庫)などがある。
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仕様:文庫(150×105mm / ソフトカバー / 192ページ / 2C
定価:本体680円+税
ISBN:978-4-479-30748-8 C0177
刊行日:2019年3月7日
発売元:株式会社大和書房