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更年期障害を考える

家事に仕事に、忙しくも充実した毎日を過ごす現代の女性。

ある日、家事の最中にめまいがする、通勤電車の中で汗が止まらないといった不調を感じるようになる方がいます。

それは、更年期障害?

女性ホルモンの分泌量のピークは、20~30代。この時期を境に、卵巣機能は低下していきます。更年期は閉経の前後、一般的に40代の中頃から始まるとされています。しかし、早い人では30代後半から不調を感じ始め、更年期の前段階、いわゆるプレ更年期の時期を迎えることもあります。
更年期は、誰もが迎えるものであり、決して心配はいりません。このことをあらかじめ理解しておけば、「ついに私にもやって来た」と思ったときに、慌てずに対処することができます。images (5)

 

更年期障害であらわれる症状は多岐にわたる。 主に次のようなものがあげられます。

ほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)

めまいがする

汗が止まらない

慣れた作業でもドキドキする

なかなか寝付けない

イライラする・怒りっぽくなる

急に不安な気持ちになる

疲れやすくなる

何に対しても意欲がわかない

月経周期が不規則になる

動悸・息切れがする

物忘れが多くなる

骨がもろくなる

  • 血流が悪くなる  …など
 

更年期の症状を自己チェック

症状の程度に応じて、軽い気持ちで自己採点してください。

症状
手足や腰が冷えやすい 14 9 5 0
寝つきが悪い、眠りが浅い 14 9 5 0
息切れ、動悸がする 12 8 4 0
怒りやすく、イライラする 12 8 4 0
顔がほてる 10 6 3 0
汗をかきやすい 10 6 3 0
くよくよしたり、憂患になる 7 5 3 0
頭痛、めまい、吐き気がよくある 7 5 3 0
肩こり、腰痛、手足の痛みがある 7 5 3 0
疲れやすい 7 4 2 0

0~25点 異常なし
26~50点 食事や運動に注意する
51~65点 更年期・閉経外来を受診する
66~80点 計画的な治療が必要
81~100点 精密検査や長期の計画的な対応が必要

 

治療法は?

現在、更年期障害の治療法として注目を集めているのが「ホルモン補充療法(HRT)」。 ホルモン補充療法は、飲み薬や注射、パッチ剤等でエストロゲンを補充し、更年期に起こるホルモンの減少をゆるやかにしていきます。

更年期障害の根本的な原因に直接働きかけるので、多彩な症状への効果が期待でき、即効性が得られることが特徴ですが、更年期障害の症状を悪化させる原因の一つである自律神経の乱れを解消するには、心の問題を取り除くことが大切です。

更年期は老いに向かう時期。親の介護、子供の自立などにより生活が変化する時期でもあり、気持ちが不安定になりがちです。 あまり神経質にならず、前向きで健やかな生活を心がけましょう。

体に負担の掛からない運動も有効。 軽い症状であれば、運動によってかなり改善されるケースもあります。 そのほか、自律神経のバランスを整えるローヤルゼリーや朝鮮人参摂取も効果的と言われています。

更年期は、老年期へ向かって体が変化してゆく一つの課程。 時間が経てばホルモンの分泌量が少ない状態にも徐々に慣れ、不快な症状は確実になくなっていきます。

命に関わる重大な病気ではないので、暗くならずに治療に取り組みましょう。

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