おとな流 気になるニュースに迫る

おとな流 気になるニュースに迫る アメリカ抜きのTTPで自由貿易を守ろう!  楠田正博

みなさんこんにちは、おとなナビの楠田です。

 

本日は、第3回「アメリカ抜きのTTPで自由貿易を守ろう!」

というテーマでお話しします。

 

1月20日正式にアメリカでトランプ大統領が就任し、予想通り世界中でトランプ旋風が吹き荒れています。

 

トランプ大統領は就任直後に、選挙期間中から主張していたTTPからの離脱を表明しました。

正式に大統領に就任すれば、方針を変えるのではないかとの期待もありましたが、保護主義的な方針は変わりませんでした。

日本政府の反応は、「予想はされていたのでそんなに驚いてはいない」とのことでした。

もう少しまともなコメントが出せないのかと思いました。

中国の反応は、習近平主席がスイスのダボス会議で、保護主義を批判し、自由貿易を貫き、「アメリカに代わって中国こそが世界のグローバル経済を牽引していく」と発言しています。

中国にだけは自由貿易を言われたくないという気持ちで、なんだか悲しくなりました。

オーストラリアの反応は、貿易相が「失望した」と表明しました。

「アメリカ抜きのTTPの実現を模索したい」とコメントしています。

素晴らしいですね。

私の考えていたことを見事に代弁してくれました。

安部総理はと言うと、「アメリカ抜きのTTPは考えられない」と言っています。

もちろんアメリカも一緒にTTPを実現できれば良いのですが、トランプ大統領と就任前に会談をして、その後様々な働きかけをおこなっても翻意できませんでした。

TTP離脱を宣言した後に、簡単に翻意できるとは到底思えません。

安部総理は、2月初旬に日米首脳会談を行い、TTPから離脱しないように再度働きかけると言っていますが、常にアメリカと同じ行動を取らなくてはいけないのでしょうか。

いいえ、トランプ大統領は離脱すると言っていますが、TTPを潰そうとか敵だとは言っていないのです。

今こそオーストラリアと共に自由貿易のリーダーとして、行動を起こしてもらいたいと願っています。

今の中国が好きなように、まやかしの自由貿易ルールを作って欲しくありません。

TTP交渉を行った12ヵ国中2番目の経済規模を持つ日本が、また資源が無く自由貿易が最も必要な日本が、率先してオーストラリアと共にTTPの炎を燃やし続けて欲しいものです。

最初は小さな炎かもしれませんが、大きな炎になるものと信じます。

その第一歩となるのが、今は「アメリカ抜きのTTP」ではないでしょうか。

2月初旬の日米首脳会談では、是非この話もしていただきたいと思います。

歴史的に保護主義が続いたためしはありません。

トランプ大統領の取り組みがうまくいかなかった時は、「いつでもTTPに受け入れます」と伝えることも可能です。

アメリカにとってもセーフティーネットになります。

すでに日本は、一番にTTP12ヵ国合意の国会承認をしているのです。

ただトランプ大統領はTTPに代わる貿易スタイルとして、二国間交渉を進めたいと言っています。

これは怖いですよ。

これをやられると、コメにしても畜産物にしても、TTPよりももっとひどい影響を受けることは間違いないと思います。

激しい交渉と圧力に加えて、尖閣諸島カードやツィーター攻撃も覚悟しておかねばなりません。

是非自由貿易のリーダーとして、アメリカとも仲良くしながら日本独自の行動を起こして、多様性のある生き方を模索して欲しいと願っています。

TTPに反対の方も数多くおられると思いますが、全く主張しない日本がアメリカの「しもべ」として尊敬されることはあり得ないのではないでしょうか。

みなさまはどう思われましたか。

楠田正博

NHKニュース



関連記事

  1. おとな流 気になるニュースに迫る「北九州の派手な成人式は何を意味…
  2. おとな流 気になるニュースに迫る「働き方を考える」楠田正博
  3. おとな流 気になるニュースに迫る「日本はロシアから騙されているの…
  4. 第10回 おとな流気になるニュースに迫る 「世界はフェイク(うそ…
  5. 第9回 おとな流気になるニュースに迫る 「75歳以上を高齢者に?…
  6. 第11回 おとな流気になるニュースに迫る 春の行楽・旅行シーズン…
  7. 第一回「おとな流 気になるニュースに迫る」  楠田正博
  8. おとな流気になるニュースに迫る 第13回「沖縄に行ったことはあり…

新着記事一覧

カテゴリー

おすすめ連載!

  1. 時間‐時計
PAGE TOP