おとな流 気になるニュースに迫る

おとな流 気になるニュースに迫る「働き方を考える」楠田正博

みなさんこんにちは、おとなナビの楠田です。

 

本日は、第7回「働き方を考えてみる! 天下りをした人も受け入れる人も大変なのです。」

というテーマでお話しします。

みなさまは天下りをどのようにイメージされているでしょうか?

私は過去に所属していた企業で、天下りをしてきた人と一緒に仕事をした経験があります。

天下った高い地位や、安定した高収入は羨ましい限りでした。

公務員や自衛隊から天下った方は、企業の社員との接触は少なく、元居た組織や団体などとの交渉の時だけ出てくる感じでした。

日頃は何をしているのか分かりませんでしたが、偉くなったかつての部下に怒られたり、頭を下げるのはあまり面白くはないだろうと感じていました。

それに対して、大企業からの天下りの方々はかなり違っていました。

まだ若かった私は、どちらかと言うと、どうせ「仕事のことは分からないんだから」とか「直ぐに居なくなるから」とか考えて、距離をおいて接していました。

大企業から天下った方々は、だいたい2つのタイプに分かれるようです。

一つのタイプは、関係者に気を使って、何とか職場に馴染もうと仕事を手伝ってくれたり、一杯飲んだり、ご馳走してくれたりと努力される方々です。

この方々は人生の先輩としても、有り難いこともありました。

もう一つのタイプは、何とか天下った企業で成果を上げたいとか、存在感を示したいとか、私を忠実な部下にしたいと考える方々です。

こちらのタイプは、企業のトップを見ていて、私には上から目線になりがちでした。

企業トップとの会議や、元居た大企業の交渉になると俄然おお張り切りですが、どちらかと言うと嫌なタイプでしたね。

このタイプがよくやることは、仕事のことは知っているけど、どちらかと言うと低い地位にとどまっている社員を、徹底的に厚遇して恩を着せ忠臣にしようとすることです。

私があまり協力的ではないと、どうなるか分かるかだろとの圧力にもなります。

例えば転勤や左遷などです。

このように天下りされた方々も、受け入れる方も、色々と大変なのです。

さて最近、文科省の高官が大学と口裏を合わせて天下りしていることが、再就職等監視委員会の調査で明るみに出ました。

特に文科省は、財務省や通産省に比べて天下りや再就職の場所がかなり少ないので、巧妙な天下りを繰り返してきたようです。

今回の再就職等監視委員会の調査は評価できます。

基本的に、新たな職場での戦力として期待されている訳ではなく、天下る前にいた省庁や企業との調整・連絡係と言った側面が強いのです。

先程言いましたように、新しい職場ではなかなか馴染めないため、孤立するよりは同じ境遇の天下り仲間が欲しいですよね。

この感覚が、補助金が欲しい大学と天下りを固定したい文科省との間で、強固な天下りルートを作っていたものと思われます。

文科省の重要な仕事をしないで、天下りの斡旋や調整をするのは、税金から給料をもらっている公務員としては、恥ずべきことです。

もっと日本の国体の基本である教育のために、仕事をして欲しいものです。

給食代の未払いや、学級崩壊、モンスターペアレンツ、就学機会の公平化、奨学金の問題等々、日本の教育を良くするために解決しなければならないことが山積みなのです。

ただ人それぞれ事情は異なるとおもいますが、天下りを考えている人には、一人の人間としてアドバイスしたいことがあります。

それは、退職後に元気な時間が増えている現状において、この時間を自分のために活かして有意義な人生にして欲しいと言うことです。

本当に大学で働きたいのなら、しっかり勉強して堂々と大学に再就職して欲しいし、退職後は、もっと自分のやりたいことをやったらいかがでしょうか。

そのためには、退職前に自分のやりたいことを良く考えておくことです。

夜やお休みの時間を使って、準備をすることが重要であることは言うまでもありません。

何も準備も努力もしないのでは、第二の人生を有意義には送れませんよね。

天下りを根絶するためには、制度の改訂も必要だと思いますが、個人の意識改革が必要ではないかと思った次第です。

天下り防止の抜け道を考えるのではなく、どうしたら退職後に有意義な人生を送れるかに知恵を絞っていただきたいですね。

おとなナビでは「いきがい・やりがい」をもって働く場を作る取り組みに着手しております。

第一弾は「おとなコミュニティーサロンやスペースでのアンバサダーとしてご活躍していただくこと。

ぜひ、一度お問い合わせくださいませ。

天下りとは無縁のひがみかもしれませんが、みなさまはどう思われたでしょうか。

楠田正博



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