おとなの脳トレ

今日からできる認知症予防:(食事スタイル編) 元気人

食から認知症を予防しようと、
いろいろな栄養素や食品を対象にした研究が
世界中で進められています。
実は1つの栄養素だけを摂取するよりも、
食事全体からいろいろな栄養素を摂取するほうが
認知症予防では大事になってきます。
一つひとつの栄養素は、
それぞれに認知症予防の効果があるとしても、
それらを一緒にとることで、複合的に働き、
認知症予防の効果がより期待できるというわけです。
絵本『スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし』に
描かれた最後の場面を彷彿させますね。
ということで、認知症予防の観点からは、
食事スタイルが大事になります。
その中でも
認知症予防につながる食品を多岐にわたり摂取する
地中海食や和食がいいとされています。
実際に地中海食を食べるのが多い人と少ない人とを
調べた研究調査があります。
地中海食は、
オリーブオイルが主体で、魚、豆、野菜が豊富、
脂、肉、乳製品は少なく、少量のワインもあります。
地中海食を多く摂取したグループは、少ないグループより
認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクが
28%ほど低いことがわかりました。
また、多く摂取したグループは、少ないグループより
MCIからアルツハイマー型認知症への発症リスクは
48%ほど低いこともわかりました。
地中海食の食事スタイルは、
1)抗酸化物質が多い
2)血糖値が急激にあがりにくい
3)食物繊維が豊富
4)良質の油をとっている
5)塩分控え

という特徴があります。

地中海食を摂取している地域では、
心臓病やがんの発生率が低いという報告もあり、
生活習慣病の予防にもつながる食事スタイルといえます。
和食の場合もバランスよく食品を摂取するのですが、
漬物や味噌汁などで塩分のとり過ぎには注意が必要になります。
————————–
【文献】
Scarmeas N, et al.
“Mediterranean diet and mild cognitive impairment”
Arch Neurol. 66(2):216-225 (2009)

 



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