おとな流 気になるニュースに迫る

第16回おとな流気になるニュースに迫る「頑張れイチロー! イチローは何を伝えてくれているか?」

第16回「頑張れイチロー! イチローは何を伝えてくれているか?」

みなさんこんにちは、おとなナビの楠田です。

 

本日は、第16回「頑張れイチロー! イチローは何を伝えてくれているか?」
というテーマでお話しします。

 

イチローの試合がテレビで放映される時は、録画してでも必ず観戦します。
家内からは、「なぜそんなにイチローが好きなの?」と聞かれますが、まだちゃんと答えきれていません。家内は、テレビの前でごろごろされるのが嫌なようですが・・・。

 

そのイチローが先日、大リーグのキャリアをスタートさせて11年間所属していた、シアトルマリナーズのホーム球場に戻ってきました。現在所属しているマイアミマーリンズとはリーグが違うので、日本で言えばセ・パ交流戦のようないつもはやらない試合です。大リーグはチーム数が多いので、次はいつ対戦できるか分かりません。

 

シアトルマリナーズのホーム球場であるセーフコフィールドには、3年ぶりの登場でした。普通は敵チームに出て行った選手をブーイングで迎える球場で、大声援とスタンディングオベーションで迎えられたのです。

 

今年のイチローは、マイアミマーリンズで代打中心ですが、まだ1本のヒットしか打っていなくて、なかなか調子が上がっていません。

 

このシリーズでも残念ですが、第一戦、第二戦と快音は聞かれていませんでした。

 

そして第三戦で、ついに今年2本目のヒットを放ちました。更に43歳のイチローが、最終回の打撃で劇的なホームランを打ったのです。

 

この球場でイチローの打撃を見られるのは、最後になるかも知れないという思いもあって、場内の盛り上がりは最高潮に達しました。何かいつもはらはらさせながら、期待以上のことをしてくれる男ですよね。

 

いったい何がイチローをこれほど魅力的にしているのでしょうか?

 

私にも色々と思い入れがありますので、エピソードを交えながら家内への回答も含めて、本日はイチローに迫ってみたいと思います。

 

私は子供の頃、よく草野球で遊んでいましたので、野球は大好きでした。ただ「巨人・大鵬・卵焼き」の世代で、長嶋などセリーグのチームは知っていましたが、パリーグのことはほとんど知りませんでした。テレビの放送もセリーグに偏っていましたからね。

 

その流れでパリーグのオリックスで活躍していた、イチローを知らなかったのです。

私は長くアメリカに住んでいましたので、スポーツ大国アメリカの4大スポーツと言われるベースボール・アメリカンフットボール・バスケットボール・アイスホッケーを楽しませてもらいました。

 

大リーグでは近くのシンシナチのウォーターフロントスタジアムに、シンシナチレッズの試合をよく見に出かけたものです。特に日本からお客様は、「大リーグを見たい」と言われる方も多く、よくエスコートして観戦に行きました。片道3時間以上のドライブでした。

 

日本人の投手では、すでに野茂投手が1995年から、大リーグにチャレンジして活躍していました。1995年は、私がアメリカに家族を連れて渡った年と同じ年です。もちろん私は野茂投手を応援していました。野茂投手をトロントだったか、モントリオールだったかのダウンタウンで見かけた時は、他人のようには思えませんでした。

 

そして私が日本に帰って来てすぐの2001年に、イチローの大リーグ挑戦が始まったのです。

 

ただ私はイチローの挑戦を聞いた時、日本人の野手が打撃で活躍できるとは、夢にも思いませんでした。また登録名が鈴木ではなくイチローという名前だったので、パッと出の選手の無謀な挑戦ではないかとも感じていたのでした。

 

このようにして私は大リーグを知り、興味を持っていったのです。

 

私は当初、イチローの180cm・71kgと小柄な体では、アメリカで見たマーク・マグワイヤやサミー・ソーサなどの大きくてパワーヒッターがひしめくアメリカ大リーグでは、通用しないだろうと感じていました。

 

ただアメリカから帰ったばかりの私は、孤独で辛いアメリカでの挑戦を、自分のことのように注目していたことを覚えています。

 

それが予想に反して、開幕前のオープン戦から打つは打つはの大活躍がアメリカから聞こえてきたのです。

 

さて本番のレギュラーシーズンではどうかなと思いながら、イチローを応援し始めたちょうどその頃、私にも大きな転機がありました。東北地方への単身赴任が決まったのです。

 

独身時代と半年程度の長期出張を除いて、本格的な単身赴任は初めてだった私は、独身寮に入ることにしました。そして生活必需品に加えてビデオ付きのテレビと、ビール用の小さな冷蔵庫を買って持ち込んだのでした。

 

寮は交通の便の悪い郊外にありましたし、自動車もないので寮で過ごすことが多く寂しいものでした。何が寂しいかと言うと、話したい時に誰もそばにいないことではなかったかと記憶しています。(ただそばに居たら居たで、喧嘩になることも多いのですが・・・)

 

もちろんテレビでは普通の番組も見ましたが、イチローの出場する試合を全て録画して、夜やお休みの日に見ることが私を癒してくれました。新たな大リーグ記録が見えてきた試合では、祈るような気持ちで見ていました。

 

ゴロを打っても、懸命に走り内野安打にします。盗塁も積極的に試み、糸を引くようなヒットが印象的です。また守備の良さも格別で、背番号から呼ばれたライトの「エリア51」に加えて、レーザービームによる返球は爽快な気分にしてくれました。

 

イチローの一生懸命なプレーが、私に元気をくれたのです。

 

その後、娘が大学に入学したことを機に、家族を呼び寄せたのですが、それ以降今でもイチローの熱烈なファンです。

イチローはその後も活躍を続け、2004年には262本のヒットを放ち大リーグ記録を塗り替えます。また前人未到の2001~2010年の間に10年連続で200本以上のヒットを放ちました。オールスターにも10回出場し、2007年には史上初めてとなるランニングホームランを放ってMVPにも輝いています。昨年は、これまでに30人しか達成していない大リーグでの3000本安打を達成しました。またこれに日本でのヒット数を加えて4256本を放ち、ピートローズの世界最多安打記録をやぶりました。もちろんこの記録は、条件が同じではないので直接の比較はできませんが、ものすごい記録であることは間違いありません。

 

もう一つイチローの偉大さは、常に十分な準備をして、大きな怪我をしないことでしょう。見えない所で努力しているひたむきな姿が、共感を呼び尊敬を集めているものと思われます。

 

いかに能力のある選手でも、怪我で活躍できなかったり、引退に追い込まれることも多いですからね。

 

イチローは、トレーニングや準備運動のルーティーンを欠かさないことでも有名です。ルーティーンと言えば、打席の一球一球で、バットを立てて袖を軽くたぐる独特の動作は絵になります。

 

イチローは、このようなことを言っています。「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くための道だと思っています。」

 

このように数々の記録を打ち立てているイチローですが、現在はマイアミマーリンズで第四の控え外野手として頑張っています。

 

もっと出場機会が多いチームを選べば良いのにと言う意見もありますが、イチローにも考えがあってのことでしょう。私も安打記録を伸ばすために、もう少し年棒を下げてでもその様なチームに移ることもありかなと思います。

 

そこで気になるのが、イチローはいったいいつ頃までプレーするかです。現在43歳の本人は、「最低でも50歳、自分の限界を見てからバットを置きたい」と言っているようです。

 

関係者はだいたいそろそろかなと思っていると思いますが、イチローだから50歳と聞いても、「もしかして」となるような気がします。

 

引退後は大リーグの殿堂入りは確実だと言われていますが、さてイチローが引退したら何をしようと思っているのでしょうか?

 

私たちと同じように、第二の人生をどうしたいかを考え立案し準備をしているのではないかと推測しています。

 

いや、今は野球のことだけで、何も考えてない可能性もあります。こちらの方がイチローらしいですかね。

 

ある情報では、これまでの年棒やCM出演で得た資産が200億円くらいあるのではとのことです。

 

多額の資金があれば色々とやれるので、うらやましいですね。

 

野球に関係する仕事を続けるとすれば、日本か大リーグの監督やコーチ、投資を集めてチームを買収することも可能でしょう。またメーカーと組んで、イチローが大切にしているバットやグラブ、シューズなどをイチローブランドで製造・販売することも可能でしょうか。

 

イチローのことですから、全く野球から離れてビジネス界やタレントに転身したり、社会のためになる財団を作って活動するなどの道もあるのでしょう。その時も「アッ」と言わせてくれるかも知れませんね。

 

私はイチローの現在および引退後の生き方を、少しでも参考にして生きて行こうと思っています。家内も納得してくれるのでないかと思います。

 

頑張れイチロー!
50歳でヒットを打つ姿を、ぜひ見たいと願っています。

 

最後に、私の好きなイチローの言葉をご紹介しましょう。

 

「 壁というのは、できる人にしかやってこない。
超えられる可能性のある人にしかやってこない。
だから壁がある時はチャンスだと思っている。」

 

さてみなさまはどう思われたでしょうか。

 

楠田正博



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