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今日からできる認知症予防:禁煙

禁煙:元気人

お父さんの職場には、
タバコを吸うメリットをことさらに主張して、
むしろ積極的にタバコを吸っている人はいませんか?
(もしかして、お父さんが張本人とか!?)

タバコを吸うことで、

「ストレス解消になっている」
「喫煙所は煙だけでなく、一体感に包まれている」
「毎日税金を納めている」

などのタバコを吸うメリットをあげる人がいます。

ですが、認知症予防の観点からすると、
タバコを吸うことは、認知症の発症リスクを高める
要因でしかありません。

55歳以上の6,870人に行われた追跡調査では、
平均2.1年間に105名がアルツハイマー型認知症を発症し、
非喫煙者と比べた場合、喫煙者の発症リスクは2.3倍で
あることがわかりました。

また、別の研究では、中年期の喫煙は
高齢期における認知症の発症リスクを高め、
喫煙量とアミロイドβの沈着には相関関係が
あることがわかりました。

アミロイドβは、脳内にできるタンパク質のゴミで、
アルツハイマー病の原因物質とされています。

また、マウスを使った実験では、
受動喫煙の場合でもアミロイドβの蓄積が
促進されることがわかっています。

他にも喫煙が認知症の発症リスクを高めることを
示唆する研究が多くありますし、そもそも
喫煙は肺がんや脳卒中、心筋梗塞などの全身の病気の
発症リスクも高めます。

今からでも遅くはありませんので、
禁煙することをおすすめします。

なお、以前に
「タバコはアルツハイマー病を予防するかも」
と話題になったことがありますが、
ある意味真実かも知れません。

喫煙者は、アルツハイマー病を発症する前に
肺がんや心臓病、脳血管疾患で早死しやすいからですが、
それは本末転倒の認知症予防といえるでしょう。


【文献】
Ott, A, et al.
“Smoking and risk of dementia and Alzheimer’s disease i
n a population-based cohort study”
the Rotterdam study. Lancet. 351: 1840?1843 (1998)

Tyas SL, et al.
“Mid-life smoking and late- life dementia: the Honolulu-Asia Aging Study”
Neurobiol Aging; 24: 589-596 (2003)

Ines Moreno-Gonzalez, et al.
“Smoking exacerbates amyloid pathology
in a mouse model of Alzheimer’s disease”
Nature Communications 4, Article number: 1495 (2013)


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