介護情報 

知っておきたい治りうる認知症

「認知症」は病名ではなく、
症状が集まった状態のことで、
医学用語では「症候群」といいます。

例えば、今日は熱っぽいなというときには、
熱っぽいのが症候群にあたります。

その熱っぽさには、
ウイルス感染であったり、扁桃腺の腫れであったり、
疲れからであったりと、さまざまな原因が考えられます。

症候群である認知症にもさまざまな原因となる疾患があり、
その数は70近くあるといわれています。

認知症の原因の7割近くを占めるのが、
アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症です。

現時点では、
アルツハイマー病の根治薬はみつかっておらず、
脳血管性認知症も完治させる治療法がありません。

ですが、中には早期に適切な治療を行うことで、
症状が改善する可能性が高い認知症があり、
認知症の原因疾患の10%ほどを占めるといわれています。

代表的なものとしては、
1)正常圧水頭症
2)慢性硬膜下血腫
3)甲状腺機能低下症
4)ビタミンB12欠乏症
があります。

これらの病気は、記憶障害や歩行障害などがみられ、
日常生活に支障をきたす場合もあるため、
アルツハイマー病と疑われる場合があります。

ところが、本文も家族も
「年のせいだから」「認知症は治らない」と思い込み、
症状が出ているのに放っておくと、治療のチャンスを
逃してしまうことになります。

認知症のサインが疑われたら、
まずは医師に相談することが望ましいです。

受診して治りうる認知症であるとわかった場合、
適切な治療を受けて、認知症が治る可能性があります。

とはいえ、人は想定外のことに遭遇すると、
動転して、事実を受け入れられなかったり、
うまく行動できなくなったりするのも事実です。

未来を想定して、事前にとるべき行動を決めておくと、
選択の局面で間違わない可能性が高くなります。

災害時の訓練と同様の考え方です。

人は災害に遭遇して気が動転しているとき、
確信をもって判断を間違える可能性が高いため、
災害時にとるべき行動を平時に考えて決めておきます。

認知症のサインが疑わしいのに
「病院に行こうか、それとも経過観察しようか」と
そこから判断していると、

迷っているうちに病院に行くタイミングを逃して、
気がついたときには時間だけが経過していた
・・ということになります。

認知症のサインがみられた場合には、
有無を言わさず自分は病院に行くことを決めて、
家族にもそう話しておき、病院も事前に選んでおくといいでしょう。

このように事前に行動を決めておくことで、
認知症の早期発見、早期治療につながり、
治りうる認知症であれば、確実な治療に向けて
進んでいけるようになります。

今選択したこと、今行動したことが将来の自分を守ることになるのです。

 

一般社団法人 元気人

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