おとな流 気になるニュースに迫る

第23回「豊洲移転問題 感じるままの大放言」 というテーマでお話しします。  おとなナビの楠田

みなさんこんにちは、おとなナビの楠田です。

 

本日は、第23回「豊洲移転問題 感じるままの大放言」

というテーマでお話しします。

 

東京都が、築地市場から豊洲への移転問題で揺れています。

 

最初は利権がらみで、移転賛成派と反対派がもめている程度だろうと思っていました。

東京オリンピックのための道路のこともあって、落ち着くところに落ち着くのかなと思っていましたが、地下水汚染のリーク(情報漏洩)や盛土の不履行、東京都議会のドン、石原慎太郎旧知事、小池百合子新知事が入り乱れての大騒ぎになっていました。

 

それでも、あまり記事にするほどの興味を感じませんでしたが、東京都議選挙の前になって、小池都知事が、「築地は守る、豊洲は活かす」との方針を決めたとのニュースが流れて、俄然興味をもった次第です。

 

みなさん、普通に読んだら意味が分かりませんよね。

意味の説明もありませんし。

 

私は政治家と官僚(役人)が、国民に故意に分からないように日本語を操っていると思います。

国益が絡む外交文書ならまだ分かりますが、税金で食べている政治家や官僚(役人)が主権者たる国民にわざと分かり難い文章や表現にするのは、正直に説明すると困ってしまうからであり、このこと自体が罪ではないかと思ってしまいます。

 

ただこのコラムを書いている間に、小池都知事率いる都民ファーストの会が都議会選挙で過半数を当選させ、第一党になってしまいました。

 

自民党は惨敗です。

 

自民党都議の利権にがらみの古い政治を打破するとのメッセージと、最近目に余る安倍政権の強権的な政治が原因だろうと考えられます。

 

特に目新しい政策があるわけでもなく、都民ファーストという言葉を操る政治にはため息が出てしまいます。

 

だいたい今回も含めて、小泉チュルドレンとか民主党が政権を取った時など、風が吹いて当選した政治家は、よほど努力しないとなかなか良い仕事はできなのではないかと心配しています。

 

みなさんと同じようにあまり期待はしていませんが、是非頑張って欲しいと思います。

 

話を築地と豊洲問題に戻しましょう。

 

築地は、東京都の中央卸売市場で、日本はもちろん世界最大の卸売市場です。

この場外にも一般客や観光客向けの市場商店街があり、場内外に食堂や寿司屋があって、大変賑わっています。

 

築地の魚介類と言えば、大変新鮮で高級なイメージがありますよね。

 

開設は1935年と言いますから、築82年になっています。

築地の敷地は23.1万㎡で、東京ドームの約5倍です。

建物の劣化と安全性に問題があり、高度な品質の維持や衛生管理が難しくなっています。

また元々は列車による物流用にできたもので、現在のトラック輸送ではスペース不足になっており、拡張は簡単にできないとのことでした。

 

東京都の発表では、築地の再整備計画も検討したが、予算的にも工期的にも問題が多く断念したとのことでした。

 

ここはちょっと疑いが頭をよぎりますが、2001年から豊洲への移転計画をスタートしたのです。

 

豊洲はといいますと、敷地は40.8万㎡で、東京ドームの約8倍です。

築地に比べると広いですね。

ちなみに東京ディズニーランドは、51万㎡だそうです。

 

ただ豊洲も問題山積みです。

例えば、環状2号線と都道484号線に分断された敷地で使い難いとか。

トラックの搬入スペースにも問題があって、大渋滞が予想されるとか。

観光施設「千客万来」もまだはっきりせず、事業者が撤退しているとか。

ご存知の土壌汚染問題などです。

 

これ以上詳しくは述べませが、小池都知事が問題にした土壌問題だけではなさそうです。

 

土壌問題にしても、東京湾岸の地下水はどこでも汚染されているとの話もあります。

 

どんなことにも反対意見はあるのですが、今築地で働いている人たちが反対していることや、反対意見や反対を表明してる人が多過ぎるような気がします。

 

そのような時に「築地は守る、豊洲は活かす」のメッセージです。

 

そこで批判を恐れずに私の推察を述べてみましょう。

 

「築地は守る」とは、知名度(ブランド力)も築地市場も残すと言っていると思います。

 

オリンピックを成功させるため、環状2号線の地下トンネルの入り口を築地市場跡地に作るという計画でしたが、築地の豊洲移転が大幅に遅れているため、地下トンネルは不可能になっています。

これを地上の迂回路などでお茶を濁し、最小限の豊洲移転でしのぎます。

 

それにより、オリンピック後に築地市場を復活させるのではないかと推察しているのです。

こう考えると、小池新都知事が問題にしてなかなか結論が出なかった豊洲の土壌問題も、築地に地下トンネルの入り口を作ることを完全に断念させるためだったのかと思ってしまいます。

 

それでは豊洲はどうするのでしょうか。

豊洲は、オリンピック後にカジノにするものと推察しています。

すでに2016年末に、カジノを容認するIR推進法案が成立しています。

 

カジノを中心としたホテルや商業施設群の建設には、莫大な予算と経済効果が見込めるため、豊洲市場の解体や築地市場の再開発にもお金が回るのではないかと推察しているのです。

 

豊洲市場は守るとは言ってなくて、活かすと言っています。

築地は守るのですから、豊洲は他の方法で活かすしかありません。

築地と豊洲は近いので、両方とも卸売り市場にすることは考えられないのです。

 

カジノしか考えられませんよね。

 

東京駅や銀座からは、築地の方が近いのですが、羽田空港からは断然豊洲の方が近くて早いようです。

 

東京湾岸道路(357号線)で羽田空港 → 豊洲 → 東京ディズニーランド →成田空港(東関東自動車道)がリムジンやリムジンバスで結ばれるのです。

 

小池都知事が日本のIR推進議連と手を結んだということでしょうが、日本参入をもくろむカジノ企業を多く持つアメリカにも歓迎されるでしょう。

 

築地と豊洲の綱引きをしながら、両方丸く収めるのがカジノだという論法にして、反対運動などを最小限に押さえる戦略ではないかと睨んでいます。

 

私はカジノには基本的に反対ですが、カジノの件は容認したとしても、選挙の技法や都民を置き去りにした戦略ばかりに頭を使わないで、東京都はもちろん日本を良くする政策に頭を使っていただきたいものです。

 

本日は言いたい放題でお話しをさせていただきました。

さて3年後にオリンピックが開催され、その後の動きが注目されます。

私の推察が間違っていたとしても、その時は、誠実に説明しない政治に怒りを感じたままの大放言としてお許しください。

 

さてみなさまはどう思われたでしょうか。

 

楠田正博



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