カルチャー

おとなの本棚 「ロストケア」FM北九州代表 熊谷美佐子さんの感想文! をご紹介させていただきます。

老健施設、介護施設、病院等での不審死、そして相模原事件。自宅での介護にまつわる殺人や心中。。。
そんなニュースが増えています(ニュースが、というより事案が増えているのですが)。

その都度、数ヵ月前読んだ「ロストケア」を思い出します。社会派推理小説というカテゴリーの本。
介護施設に務める主人公は、困っている家族を楽にしてあげるため、本人のため、社会のため、との思い(思い込み)のもと要介護度の高い老人を巧妙な手段で怪しまれないよう次々と殺害。
自分が行っていることは正義だと信じて。

逮捕された後、検事に問います。「40人を殺した自分は死刑になるだろう。それは私の本望だ。後悔はない。しかし、逆に問う。殺人は許されないと言いながら、私を死刑にする。それは社会的な殺人ではないのか。何が違うんだ」と。

深くて重たいテーマ。

何が正しいのか、何が正しくないのか、そもそも正しいとはどういうことなのか。
書くと長くなるので割愛しますが、ただ、どういう状況であれ、どういう思想信条であれ「死を目的とするのは間違っている。死を望むことも間違っている」とは言えるかと

なぜなら、人は、生きるものだから。生きることを前提に社会は成り立っているのだから。
死を望む社会にしてはいけない。
(むやみな長命を賛辞してるわけではありません)

朝からこんな話題で失礼します。
死を考えることは、生きることについて考えること。
ということで、ポジティブに捉えていただければ。ご容赦ください。

早朝に目覚めるシニア世代の熊谷、夏休みの読書感想文でした(笑)



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