介護の相談

認知症の9つの生活習慣リスク

2017年7月16日〜20日にわたり、英国ロンドンにて
第29回国際アルツハイマー病会議が行われました。

その中で、最も評価の高い世界五大医学雑誌のひとつである
ランセットの委員会が以下の声明を発表しています。

「認知症の発症リスクに影響する生活習慣を改善することで
世界中の認知症の3分の1以上が予防可能である」

この声明の発表にあたり、24人の専門家が、
認知症の危険因子、治療やケアに関する研究論文を分析し、
総合的に評価を行いました。

そこから導き出されたものをまとめて、
十分に信頼性の高い要因として、ライフステージごとに
9つの生活習慣リスクをあげています。

———————————————

【9つの生活習慣リスク】

1)少年期
15歳までの教育

2)中年期
高血圧、肥満、難聴

3)中年期〜高齢期
うつ病、糖尿病、身体不活動(運動不足)、喫煙、社会的孤立

———————————————

この9つの生活習慣リスクを改善することで、
多くの人で認知症の予防もしくは発症遅延を
実現できる可能性があるということです。

また、ライフステージごとに
生活習慣リスクが分けられていることから
認知症予防は高齢者だけが行うものではないこともわかります。

生活習慣はよくも悪くも、
時間が経つごとに影響が積み重なり、
その影響は大きくなります。

むしろ、40代、50代のお父さん世代にこそ、
認知症予防に取り組んでいただきたいといえます。

「難聴」が認知症の発症リスクであることは、
最近になって注目を集めていますが、割と見過ごされがちです。

高血圧や糖尿病などの疾患は、
難聴になるのを早めますので、
生活習慣病の改善に努めることが大切になります。

また、日頃から大音量で音楽を聴かないことも
難聴予防を考えるうえでは効果的です。

そして、もし難聴の場合は放置することなく、
適切な補聴器の使用も大切になってきます。

「15歳までの教育」については、
日本人でしたら多くの人はクリアーしていると思います。

ですが、本質的に大事なことは、
教育をとおして頭を使ってしっかりと考えること。
(スマホばかりしている場合ではないのです)

そして、欲しい成果に対して、
最適な方法で、適切な努力をするという
習慣を身につけることです。

この習慣は後天的に身につけることができますので、
教育のことを今さらいわれても過去のことだしと、
ことさらに落ち込む必要はありません。

なお、認知症との関係が指摘がされている
「食事」「飲酒」「睡眠」については
エビデンス不足で今回の声明には含まれていません。

ですが、今後調査研究が進めば、エビデンスが集まって、
リストに載る可能性は十分にあります。

何より「食事」「飲酒」「睡眠」は、
他の疾患やQOL(人生の質)にも関係してくる要因ですので、
軽視していいわけではありません。

まずは9つの生活習慣リスクについて、
自身や家族がどれほど押さえているか
一度生活習慣をチェックされるといいでしょう。



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